2019年3月2日土曜日

季節のおめでとうを伝えるオーダーケーキ


 雲のない空は、ほんとうに晴れやかで、気持ちが春めきます。
お日柄のよい休日の軽井沢は、ウェディングの舞台に選ばれているようですが、コルリでは、ケーキのオーダーをいただきました。


ご予約はきのうの夕方。
「すいませ~ん!!!」
大きなお声にやっと気付きましたが、店にダンシ3、ジョシ2の5名の方が入られていました。
「ケーキって、ありますか」
 「お誕生日ケーキ、とかでしょうか・・・?」
「どれぐらいの方で、みなさまで召し上がるような大きさでしょうか?」
「9人です」
「・・・お作りする時間をいただければ、ご用意いたしますが」

するとおひとりの男性が「食べるのはあしただし、あしたでいいよ」とおっしゃいました。
「ちょっと抜けて取りに来るよ」
スキーに軽井沢へお越しになっているのだそうです。


「なにかお名前やメッセージのご希望がございましたら承りますが・・・」
取りにみえるとおっしゃった男性が「卒おめ、だよね。なんか、ないの? 質実剛健的な・・・」とおっしゃると
「・・・卒業おめでとう」
「ございます、かぁ」
「・・・・」
「・・・・」
という感じだったので、「では、『卒おめ』なかんじに、させていただきます」とお受けしました。

 みなさまを、万歳スタイルのベアたちや、コルリバードたちにみたてて、サブレのかざりを作りました。
メッセージは卒おめと、祝、それから、なんとなく最初の「質実剛健」が気になって、これも描いて焼きました。


ケーキはシフォンケーキのショートケーキです。
おめでたい赤で、シフォンケーキもいちごのピンクです。
フルーツはいちごと、赤みのあるぶどうを使いました。


オーダー、ありがとうございます。
ピックアップの男性が「お~♥」と、「質実剛健」に反応してくださいました。

「ありがとう」がゆきかう月かもしれないと申し上げましたが、やはり「おめでとう」が似合う月なのかのしれません。


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