店休日をいただいています。
ひなまつりのある週末にお使いいただいた、コルリスイーツをご紹介させていただければと思います。
そのむかし、オリジナルのコルリスイーツを、六本木にあったお店が置いてくださっていたことがあります。
そのお店の名前が、くじらだったので、サブレ「コルリのきほん」をくじらの形で作っていました。
コルリで使っていたくじらの型はとてもかわいらしいのですが、型抜きする際に、3度に2度は、しっぽがもげてしまうような、形をしていました。
型抜きが難しいものは、焼いてもこわれやすいものになります。
くじらのサブレは、おとりよせはお断りし、六本木へは、自分で手持ちで、軽井沢から運んでいました。
このお店はいまはないので、くじらを焼く機会はなくなりましたが、ときどき、くじらを思い出してくださる方がおられて、幾度か、あのくじらのサブレをと、お作りする機会をいただきました。
そしてまた、今回も、くじらを思い出してくださったお客さまから、オーダーをいただきました。
都内の中学校の保護者会の代表から、生徒さんたちに贈られるスイーツとして、くじらのサブレを。
お問い合わせには、おとりよせには、破損のリスクが高いこともご承知と、ありました。
それでもよいからという、お話でした。
お話を進めながら、やはり、こわれないものをお作りしたいと思いました。
使ってきたくじらの型ではなく、別のものを使うお話になりました。
ご希望は、2枚仕立てのサブレのギフトです。
くじらは、青いアイシングで仕上げてあるものが、検索するといろいろ、出てきました。
でも、この青い人口フードカラーと、アイシングの砂糖は、コルリではさけたいと思いました。
くじらは、どちらかといえば、本来は黒。
竹炭を加えました。
そして、フランスのバターを使いました。
それから、くじらなので、ちょっとお塩も入っています。
竹炭の生地を2重に焼きこんで、厚みを加えれば、形だけでなく、こわれやすさが加わると思いました。
ご予算の関係もあるので、あまり多くを使うことができません。
2枚めのサブレは、まっさらなサブレ生地に、ハートをおいて、メッセージを描きました。
Dance! と描いたのは、贈られる生徒さんたちが、中学校のダンス部の方々だからです。
このくじらたちが、こわれずにお手元に届く、スイーツになればと、願っています。
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