2025年2月14日金曜日

マカロン屋の な


グラサージュをほどこしたハート型のアントルメは結局、サブレと、マカロンをあしらって、仕上げを終えました。

またことしも、ヴァレンタインデーがやってきて。

きっと、すてきなドラマや風景が、ことしも。



 

2025年2月13日木曜日

なもの


ヴァレンタインという日があると、ヴァレンタインなお菓子をと。

もう、菓子店を営んでいるわけではないのに、やはりそれでもなにか、作ろうとして。
個人的には、チョコレートや、ハートを好まないのに、やはりそれでも、ショコラやハート型のものを考えます。

ショコラとかんきつ、ゆずやレモンを組み合わせたスイーツを作ってみていましたが、ショコラ、かんきつ、そしてプラリネを合わせたムース仕立てのアントルメを、ハート型に仕上げました。

それから。

 タルトシトロンになるものも、クレームシトロンをハート型にまとめて、タルト台になるサブレ生地も、ハート型に焼きました。


向き合うように、コルリバードのサブレも・・・


グラサージュが余ったので、それならば。
このクレームシトロンの黄色いハートにも、ほどこしてみてしまいましょう。

ヴァレンタインに贈る先はありません。
お客さまに頼まれたお菓子もありません。

ヴァレンタインなおやつになりそうです。



2025年2月7日金曜日

な日和


ヴァレンタインでーが来週という週末は、ショコラを選んだり、贈るものを考えたり用意したり、というものなのでしょうか。

今冬最強という寒波がやってきて、実験課題のひとつに、取り組みやすくなりました。
という口実で、カヌレ実験を繰り返しています。

自宅の小さなオーブンで、小さなポーションのカヌレ型で、では何度ぐらいで、何分ぐらいがのぞましいでしょう。190℃、200℃。40分?50分 55分か。

自宅でこの温度でオーブンを使ってしまうと、かなりの顰蹙になります。

小さな型では、カヌレのもっちり部分が、減ります。
熱を入れすぎてしまうと、フランスパンの硬いところだけ、みたいな出来栄えになってしまいます。

でもかといって、蜜蝋を使わないこの型で、それなりによい色で、あげられるカヌレであってほしい。

最近、気になるカヌレに出合ってから、また配合も見直したくなったり。
実験のテーマはさまざまにあります。

きょうのカヌレは、かなり異なる香りがします。
でも、予想とはかなり異なる香りがします。

カヌレは、ビールでできています。
カヌレは、クレープの地にラムを加えたような生地ですが、ラムのかわりにビールを使ってみました。アルコールの度数がだいぶ違うので、牛乳の量をビールで、ラムの量を牛乳にして。

以前にビールのパウンドもご紹介したことがありますが、きっとこのビールも、種類がかわればまた別の・・・興味がさらに増してゆきます。

とはいえ、ヴァレンタイン1週間前。
なにか迫られるような、心持があります。
 

2025年2月2日日曜日

マカロン屋の西南西


ことしは2月2日、西南西だそうです。

今までに何度か、何度もこのタイミングに試したくて作ってきた「恵方巻」。
今までに一番、それらしいものが、できました。

お味も今までに一番、楽しめるものであればと、願います。
西南西には、何があるでしょう。


最近、覚醒と自省を促すお声かけがありました。

ため息をつくの、やめようよ。

言い訳するの、やめてもらえませんか。


であれば、この日記は、ため息と、言い訳を連ねたもの。

明日は立春、来福を願うことさらは、きょうの空によるのだけでありません。




 

2025年1月31日金曜日

ひらくまく


ことし最初の月が終わろうとしています。
節々に名付けられる言葉のうんちくが、心地よく、でもなんとなく自省自戒を彷彿させられてもいて、そういう感じです。

事始め、七草のあとに、鏡開き。
切る、割るという言葉のニュアンスから、かがみ(お餅)を「ひらく」と表現したという。
なんともなんとも、そうなのです。

そして、そろそろ。

イメージをかたちにしてみたい実験も、またひとつのかたちに、してみました。

以前に、何年前だかはもう、確かではないのですが、竹炭を使った生地で、恵方巻ロールをつくりました。このときは、シフォンの生地でした。
今回は、もう少し。海苔にみえるような生地は、クレープでしょうか。

食わる竹炭の量もぐっと増やしました。

巻き込むなら・・・
恵方巻はお寿司ですから、お米っぽさがほしい。
お米を入れるムースのルセットを思い出しました。
お米のムースは牛乳で炊いたリオレのようなものに、クレームシャンティを合わせてゆくものが多いのですが、そのときにヴァニラを入れたり、ブランマンジェのように牛乳くささを和ませる工夫があります。

ココナツを合わせるルセットを再現しようと思いましたが、ふと。
節分は、豆。

ココナツのかわりに、白あんを合わせることにしました。

そして。
なんとなく、きゅうりに見えるような、具材。
2色のキウイと、なんとなく、卵焼きのように見えるような。
我が家のオーブンで焼き時間、温度を調整し続けている、カヌレを切ってみました。
それから、赤は、そう、マカロン屋がつくるお菓子なので、やはりここに、マカロン。

どうでもよいこだわりは、自己満足ばかりなのですが・・・

ひらく、という言葉も、余興のあるものですが、巻くという言葉にもまた、よいひびきがあります。
 

2025年1月22日水曜日

マカロン屋のイメージ・・・

きょうはことし最初の22日、ねこの日です。

コルリの店があったころは、軽井沢に愛犬連れの旅のお客さま、お散歩の方が多くみられたことから、犬が食べられる愛犬のおやつをお作りして、いつも店においていたことからか、あるときそれではと、ねこが食べられる、愛猫家のお客さまに向けたスイーツを、考えてみたのですが、猫は犬よりも、スイーツを食べるより、おもちゃにしてしまうような傾向があって、それでは、この毎月22日のねこの日は、猫派なお客さまが喜ばれるような日にしたいと、実践していました。

とはもはや、思い出話なのですが、ねこの日はどうしても、ああねこの日かと、いう日になっていて、でもきょうのねこの日は、そういうスイーツは、ありません。

イメージをかたちにするという、恵方巻ロールの今回の果ての姿は、イメージどころか、季節外れの変色ブッシュドノエルさながらに、なってしまいました。

切り口も、これでは「おいしそう」ではありません・・・

一応、マカロンを飾って、立春待ちではればと、雪をイメージしたかんじに、して仕上げました。


イメージとは・・・

どういうものを、イメージしているのか、という追求から、解したことは、イメージするお菓子だけではなくて、きょう、いま、そしてこれから。

自分が何をどうするのか、どうしたいのか、それからもう、自分がどのように生きるのか、生きたいのか。

そのものが、不明であって。

我が家にも愛猫がいました。
我が家で飼った唯一の猫でしたが、彼は、かんきつをいやがりました。
かんきつの果皮をおろし始めると、しばらく避難。
それももう、だいぶ前の思い出話です。


2025年1月21日火曜日

のイメージ


 1月が下旬になりました。

七草がゆの日は2週間前、ですが、そのころにはもう、早くはクリスマスケーキが終わるころには、宣伝が始まっているのが、恵方巻。
節分が近づくと、恵方巻ロールを作られるお菓子屋さんもあって、だからか、やはり気になるのか、やはりまた。
作りたくなってしまうくりかえしが、あります。

イメージをかたちにするのは難しいのですが、ではイメージとは、どのようなものか。
それももしかしたら、あいまいなもかもしれません。

ただ、どうしても介在するのが、恵方巻の、和のイメージ。
今回は、最近なかなかこだわっている、柚子とショコラの組み合わせで、でも恵方巻は基本、海苔を巻かれるから、巻く生地はココアの茶より、黒。
竹炭を加えた生地に、柚子の果皮を加えて、焼いてみました。

それから、柚子を使ったクレームシトロン、レモンカード的なクリーム。
柚子を加えたガナッシュモンテ。

個人的にはきっとおいしいケーキに、なるイメージなのですが・・・