しごとをした梅を使って、なにかお菓子を焼いてみようと思いました。
フルーツケーキのようなドゥミセックの生地に、青梅、赤梅、しそを合わせた赤梅の3種類をあわせて、それぞれカヌレの型で焼きました。
ことしも半分がすぎるという、日です。
お菓子の塩梅も、しごとの塩梅も、どうしてどうやら。
大きな雨が降るようです。
軽井沢は霧があるかもしれません。
Coruri KARUIZAWA(コルリかるいざわ)は2009年に軽井沢に開いた小さな菓子店です。コルリは、軽井沢で運が良ければみつけることのできる、蒼い翼をもった青い鳥です。
フルーツケーキのようなドゥミセックの生地に、青梅、赤梅、しそを合わせた赤梅の3種類をあわせて、それぞれカヌレの型で焼きました。
ことしも半分がすぎるという、日です。
お菓子の塩梅も、しごとの塩梅も、どうしてどうやら。
大きな雨が降るようです。
軽井沢は霧があるかもしれません。
しなければいけないことではないことを仕事にしながら、この梅しごともきっと、そのひとつでしょう。
梅酒に漬かった梅、お砂糖やシロップにした梅、しそに、火入れしました。
ふたつは、信州の梅、もうひとつは、群馬県産の梅です。
袋入りの梅が目に入ります。熟した南高梅の袋に誘われます。
でも、軽井沢を離れて、地場の素材をつかわないのであれば・・・
せずともよいことを、仕事にしない選択をしながら、日じかんがすぎてゆきます。
この時季によく思い起こす歌があります。
幼いころ、家にあったレコードのひとつに、「サッチャン」で知られる阪田寛夫氏、大中恩氏作曲の「草原の別れ」という曲があります。
あじさいが涼しげにみえる梅雨のなかやすみも、夏至のきょうまでだそうです。
色合いが似つかわしいかも。
タピオカをもどしてなにか。
青い鳥の菓子店からコルリが旅立ったとお伝えしたから、1か月がたちました。
開く日記帳がぽっかりひとつきぶりとは・・・
悲しみの日々 苦しい夜
数々の思い
心雄々しく奮い立てと 風が囁く
この歌のさびは
草の海輝いて この爽やかなとき
さらばふるさと さらば友よ
健やかにあれ
二番のさびは
草の海吹き分けて 駆け抜けて行こう
さらばふるさと さらば友よ
輝いてあれ
とあります。
歌のさいごは、こうです。
風にはためく 瑠璃色の空
夏至の空はきっと。
コルリに続いて軽井沢をはなれてまた、なにか。
でもまだ、荷が解けずにいます。