2019年9月30日月曜日

オーダースイーツをとっておきの贈りものに テーマはカラスそして



9月のさいごは、さまざまな行事に、さまざまなしめや終焉の舞台でもあるようです。さみしい別れではなく、有終に新たな飛躍を信じる晴れやかな機会を信じるときです。

そこにコルリスイーツを使っていただける機会をいただけることは、大変な光栄です。
しかもそれが、ふたたびのオーダーであればまたさらに、かみしめたい喜びがあります。


この9月のさいごの週末の文化祭で引退する高3の生徒さんに、部活の後輩たちから、感謝のしるしを贈りたい。
それをコルリのオーダースイーツ、サブレでと、お問い合わせとご相談をいただきました。
ダンス部の所属するお嬢さまの、ご父兄です。
春に、くじらのサブレをお作りしたことがあります。
くじらが、ダンス部のダンスのテーマであったことにちなみます。


今回は、テーマが書家、紫舟氏の「喰うカラス 喰われるカラス」という作品を、高3生のみなさまがダンスのテーマとし、踊られる、それが引退舞台であるということから、この作品を表現するスイーツを、お作りすることになりました。


まずは、紫舟氏のカラスの作品を調べてみました。
横山大観以来、ルーブルに招かれたという、気鋭の方の大作です。
巨大な屏風に、大きなカラスの半身が描かれ、囲むように、詩が描かれています。


くじらのサブレを竹炭でお作りしたのを思い起こしながら、やはりカラスも、そして墨の色も黒。
今回も竹炭を使ってサブレをお作りすることにしました。
作品の随所に見られる朱が気になりました。
ダンスのなかでも、衣装その他に、赤い色が使われています。
この赤は、軽井沢の季節感、りんごを使うことにしました。


りんご、シナモン、9月に実ったブラックベリーの葉、シコレ、ハイビスカスを合わせたフルーツティを攪拌して、サブレに織り込みました。
そして、少し洋を感じられるように、ブラックココアの生地も作りました。


カラスは少しどきっとする鳥です。
カラスは鳥とも書かれます。
踊られるジョシのみなさまの雰囲気からも、カラスは、コルリバードに仕立てることにしました。
それから・・・


どのようなものをお作りしようかと考えたとき、テーマはカラスではあるのですが、本当のテーマは、「喰うカラス 喰われるカラス」という書の作品であることが、気になりました。
屏風のイメージをなにか、そしてみなさまが共有できるなにか・・・
そこで、思いついたのが、切手でした。


この9月で、郵便料金がまた、かわります。
そのさいごに、記念切手はいかがでしょう。
記念切手型のサブレをお作りすることにしました。


切手にカラスを描きこむことも、考えましたが、カラスが踊っているようなイメージをもてるように、カラスのイメージの小さな鳥のサブレは、小さく焼いて、包装の袋のなかで、まるで踊るように動くようにしたいと思いました。
そこに、作品に込められている紫舟さんの魂、踊るみなさまの魂を、ハートにこめて、カラスとともに、ちりばめることにしました。


それでは、切手の絵柄はどうしましょう。
そこで、学校のお名前、ふじみを、絵にすることにしました。
富士をみる切手です。

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