2020年10月7日水曜日

思い出のかたち picoさんにあったコルリスイーツ

 

店休日をいただいています。

お作りしたオーダースイーツが、思い出すものになっています。

 

10日あまり前にお作りしたコルリサイズのトルテのアソートに、そえた箱がありました。

なかに入れたものは、サブレ「コルリのきほん」を、鳥型ではなくて、フォークやスプーンに型抜きしたものです。

線描きしたpicoは、コルリでお作りした栗のモンブランをカフェのメニューに置いてくださり、また、カップのソーサーに置きたいからと、このサブレをオーダーしてくださっていた、お店の名前です。

picoさんは店を閉じられて、10年にはならないけれど、5年以上前、それぐらいの月日がたっています。

 


オーダーをいただいたメールに、意外なおことばがありました。

スイーツをご一緒に召し上がる方が、picoさんでコルリスイーツに出合われたという、ものでした。


フォークとスプーンのサブレは、本当にこわれやすくて、コルリの店では通常、メニューとしてご紹介していません。


そういうサブレを、picoさんはお使いくださり、「いいのよ、こわれたって。『こわれちゃいました~』って言えば」いいのだからと、おっしゃってくださっていたものです。

 

思い出していただいたコルリスイーツの思い出は、コルリのかけがえのない思い出になっています。

 

さまざまな出来事、時間を共有させていただいた方が、思い起こす方になり、それでも季節はかわらずうつりゆくようで、でもそれもまた、すこしずつ変わりゆく感覚が、思い出に重なってゆきます。

悲しいとか、うれしいとか、言葉で表せない感慨があります。


もうすっかり、秋だから、なのでしょう。



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