2020年11月30日月曜日

11月のおわりに 11年ぶりのご来店に

 

「あの・・・前、むこうにお店がありましたよね」

不意のご来店は、見覚えのあるお顔のおふたりでした。

 

「2013年にここに移りましたが、12年めになりました」

「そうすると、11年・・・」

 

オープンした年に、何度か店にいらしてくださったお客さまのご再来でした。

 

「紅茶のパウンドケーキは、ありますか」

「ああ、申し訳ございません。お作りしないと」

「何日かいるので」

「では、お作りします」

 

オープン2009年の店では、さまざまな紅茶、お茶のパウンドケーキをご紹介していました。

アールグレイ

バラの紅茶

レモンとしょうが

ほうじ茶

緑茶とミント

季節の紅茶

そのなかで、お客さまが選ばれていたのは、アールグレイの、ベーシックなものでした。

かざりつけをした「おめかしパウンド」も、お客さまには、不要でした。

また、紅茶のシフォンケーキをおもとめくださったこともありました。

「シフォンケーキはもたないですものね」

 


ただ、それ以外のスイーツにはまったく、ご興味をもたれませんでした。

11年ぶりのご来店も、やはりそうでした。

マカロンも、クリスマス市のスイーツたちも、月末プリンも。

→月末プリン いちごとピスタチオ

 

コルリの店のお客さまは、ほかのお店に比べれば、多くありません。

でも、11年のあいだに、さまざまな出合いをさせていただいてきたこと、そして、再会をかなえてくださった感激をいただいてきたことを、感謝いたします。

 

またコルリを思い出してくださるのが、11年後であれば・・・

11月が終わろうとしています。

 


 


0 件のコメント:

コメントを投稿