2019年6月23日日曜日

卵と乳製品を使わないケーキで4歳のお誕生日

長い日も短い夜もあっというまの夏至がすぎて、土曜日になりました。
これからまた雨になるという予報がありますが、いまはまだ、晴れ間のある空です。




5日ほど前にお電話のお問い合わせから、オーダーをお受けしたのが、きょうのケーキです。
軽井沢にお出かけになり、週末の小旅行先でおじょうさまのお誕生日を祝われるお客さまからでした。
卵と乳製品にアレルギーがおありになり、いずれも加熱してあれば問題がないというご状況をうかがいました。


「なにかお好きなアイテムがおありになりますか? アンパンマンとか。お好きな色でも・・・」とおうかがいすると、「アンパンマン、好きですね」
それから、女の子らしいピンク色のかんじを、希望されました。


生クリームの仕上げができないこと。チョコレートもお召し上がりになったことがないため、NG。
バターは大丈夫。チーズは・・・
いろいろおうかがいしたのですが、とても迷ってしまいました。
スポンジも加熱してあるものです。
バターは、大丈夫かもしれないけれど、バタークリームはだめなのかしら。


たどりついた結論は、卵と乳製品をいっさい使わないで、今回のケーキをお作りすることでした。
お出かけ先の外食で、小さな子どもさんになにかあってはいけません。

卵も乳製品も使わないのであれば、添加物もいっさい使わないことにしました。
なたね油を使って、サブレの生地を作りました。
試作から、はじまって、形ができるようになりました。
アンパンマンとメッセージ、プレートたちを焼きました。


ピンク色は、食用色素ではなく、ビーツの色です。
メッセージもチョコレートで描けないので、シガーのような生地を作りました。
シガーは卵白を使って作る生地ですが、卵白やバターは使用せずに、調整をくりかえすうちに、文字が描けるようものができるようになりました。


朝一番にご自宅を出られ、コルリに寄られるお約束をしたお客さまに、ケーキをお渡ししました。
どのようなケーキができたか、またあらためて、ご紹介させていただきたいです。



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