梅雨明けとたんに、がっつりと気温があがって、その酷暑はきょうあすまでかもと、伝えるものをみました。
少し前まで、10秒もしないうちに固まってしまっていたバターやショコラが、10秒もしないうちに、どろどろになってしまいます。
もう、こういう日は、ケーキというより、すいかとか、そういうものの方がいいでしょう。
と思いながら、できたのが、すいかのケーキです。
先日ご紹介していたすいかのサブレは、すいかの形をしていますが、すいかの味がしません。
このすいかのケーキは・・・すいかの味がします。
本当に、すいかが入っているからです。
種がわりのチョコチップを散りばめた赤い生地と、緑の生地には、竹炭を使おうと思いましたが、ショコラにあわせてブラックココアでつな模様を作って焼いて、この2色の生地にはどちらも、すいかが入っています。
すいかの白い部分は、ココナツミルクを使ったミルククリームです。
季節らしい、味になっています。
まさかこれをお誕生日ケーキで、ホールでおもとめになるお客さまはおられないでしょう。
すいかは、カットしました。
1カット、おいくらにいたしましょうか・・・
すいかとメロンはどちらが?
この2択は、半々ぐらいに分かれるものでしょうか。
でも、こうしてケーキにするなら、すいかがやはり、面白いかもしれません。
メロンは、パンでいいでしょう!
11年目の営業をさせていただきはじめて、1か月がたちました。
すいかのケーキのこぼれたかすをついばんだコルリにたずねられました。
なぜ、こんなケーキを作ったのか。
そしてさらにたずねられました。
「どうして、お菓子を作るの?」
返答に困ると、コルリはさらに言いました。
「わからないことをどうして続けているの?」
青い鳥の菓子店のできごとは、暑さのなかの幻想であるのかもしれません。
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