2024年10月23日水曜日

とげあるもの

 

これはいつだったか、暑くなってからだったと思うころの写真です。

ベランダの鉢植えに、赤い実がついて、実っています。


ことしもやはり、そして昨年より暑くて、10月も下旬になっても、暑い感覚があります。

りんごが出てくる季節になっていますが、桜が咲いてしまったり、バラの花が咲かなかったり、しているとききます。

桜も、りんごも、そしてこのサンザシも、バラ科です。


サンザシは、信州から持ち帰った苗です。

もう25年以上前になりますが、中国・北京に滞在していたときに出合ったタンフールーというスイーツがあります。

サンザシを飴がけして串にさした、りんご飴のようなお菓子です。姫りんごより小さなサンザシなので、串に5、6個以上、お団子のようにさしてあります。


なんだかとにかくものすごく気に入って、滞在中、見つけてから毎日屋台でもとめていました。


庭の鉢植えのサンザシたちは、どうしましよう。

どうなったかをお伝えしたいと思ったり、いや、でも、そんな・・・


実をとっていると、痛みがありました。

バラにはとげがあって、やはりサンザシにも、とげがあります。

2024年9月13日金曜日

にんじんの報告書


ためしてみたかったキャロットケーキのレシピを3種類、焼いてみました。、デムレはスムーズでした。

にんじんは、手ですりおろしました。
コルリの店では、いわゆるフープロが常用で、ときどきジューサー、少量の場合は、器にとりつけられるすりおろし便利器的な道具を使っていました。

今回は自宅で、便利器的な道具を使いました。
道具はハイター、にんじん色を落とします。
時間がかかるのですが、休み休みして、でもさらに、従来のおろしがねも、使ってみました。

すりおろすにんじんは、おろしがねが、一番うつくしいものでした。

コルリの店を営んでいたころ、多くの方に指摘されたのが、「ひまだからできること」。
マカロンに絵をえがいたり、オーダーのお菓子。
仕事のつもりであったことは、ひまつぶしのままごと、であったのです。

それでも、それでいい自己満足のなかで、ただ時がすぎてゆきました。

さて、今回のキャロットケーキ試作は、3種類でした。
ひとつは、栗原はるみさんのルセットとされるレシピ。
シナモンを入れますが、具はなし、まっさらなにんじんのケーキです。
もうひとつは、クオカ、富沢商店さんご紹介のレシピ。
くるみとレーズン、シナモンを加えるオイルの配合です。
もうひとつが、検索サイトで見つけた、にんじん率のかなり高いものです。
くるみ、レーズンを加え、スパイスはシナモンにナツメグ。
それから、アーモンドプードルが入ります。

それぞれに、なるほど。
栗原はるみさんのレシピは、それだけ。
あとの二つはフロスティングを添える仕上げ、クリームチーズにお砂糖とレモン、クリームチーズにバターも加えるフロスティング。

それぞれに、なるほど、なるほど。

では、お気に入りのマイレシピは・・・
並べて比べてみたいところでしたが、暑さを増すオーブンは、またしばし、休ませるように。

こんどはなにを、どのように。
暑さのせいにはできないことが、あります。
なにをどのように、なにをどのように、どうしたいか。
大きな何かが、ないままになっています。

9月のさいしょの3連休、台風がまた……






2024年9月11日水曜日

かぼちゃの前に


語呂合わせから野菜の日とされる8月31日もとうにすぎて、お盆のお休みはもはや、シルバーウィークがみえていて。

ことしは3連休が2度あるという9月ですが、巷はハロウィンの装いが、これももはや、珍しくない光景になっています。

コルリの店では、野菜の日がある8月、野菜を使ったスイーツをかなりご紹介してきました。
でも、キャロットケーキは8月に限らず年中、店に置いていました。
お気に入りのマイレシピは3種類。

違いや特徴としては、バターを使うもの、オイルを使うもの、アーモンドプードルを入れ、いためたにんじんを使うもの、でした。

キャロットケーキは個人的に好きなところもあり、気になるレシピがあると、作ってみたくなります。

今回はにんじんが先。
スーパーの見切り品のコーナーに、7本で¥50!というにんじんたちがいました。

キャロラペ、にんじんとたまねぎ、ジンジャーを入れたスープ。
これを作ったところで、まだきっとにんじんは……

気になるレシピをやってみましょう。
自宅にひとつだけある、かぼちゃの型で焼いてみてしまいましょう。
うまくデムレできるかどうか。

昨年以上といわれる暑さがまだまだ。
昨年は10月も暑かった……
そんなところで、自宅でオーブンをつけるのは、大大大顰蹙なことです。

でもごめんなさい。
やはり、焼きます。

 

2024年8月9日金曜日

思い出をとじこめるもの




 マカロンの核は、マルメラータ、です。
イタリア語でマーマレード、ジャムのことです。
季節の素材をマルメラータにしたものを、マカロンにサンドしています。

親戚のお宅でできたという、すいかをいただきました!

きょうでも昨日でもないのですが、たまたま自分の誕生日の前日。

なんとも感激した差し入れが、ことしの夏の思い出になりました。
二切れをいただいて、一切れ分を、どうしてもなにか。

マルメラータにして・・・

コルリの店では大きなすいかを丸ごとひとつ、マルメラータにしていました。
ちゃんと入る大きなお鍋がないので、もうオーブンへ。
ある程度詰めてから、鍋で炊いていました。

一切れ分のすいかは、小さな小さなびんに、おさまりました。

今回は、種をのぞいたすべて。
皮の白い部分も、なわ模様の緑の部分も、炊き入れて仕上げました。
すいかをくださった方に、おかえしします。
それから、自分の同じくらいかもしれないくらい、すいかの大好きなあの方にも・・・

残暑の時季になりましたが、昨年以上といわれる夏はまだまだ、これから。

きょうもまた、あすもまた、暑くて。
そしてまた、きょうもあすも、すばらしい夏の思い出が生まれるのでしょう。

2024年8月6日火曜日

かけはし


コルリの店で、梅雨の時季からご紹介していた季節のマカロンが、虹をえがいたマカロンたちです。

梅雨明けを待ちながら、レインボー、ミラクルで期待感があり、夢があるような、虹というアイテムをテーマに、フレーバーも虹数だったり、こうではどうではと、あれこれ考えながら、でもわくわくと作っていました。

コルリの店がなくても、マカロンがつくりたくて、またそして、虹をえがいたマカロンができました。

今回は、2タイプです。
小さな色々マカロンたちも・・・

フレーバーはどうしようかと考えているうちに、いえでもその前に、ことしは梅雨にならなくて、こんどは考えているうちに梅雨が明けるような、そんな短い梅雨でした。

梅雨明けの翌日、マカロンを贈りました。
でももう、その梅雨明けから約4週間がたとうとしています。

かけはし、と名付けられたお菓子に出合いました。
虹色の、きらきらしてすきとおった、とてもすてきなお菓子です。
 

2024年6月2日日曜日

そして


そしてまた、新しい月になっています。
6月は、イメージ梅雨、それから、ジュンブライド。

コルリの店のあった軽井沢は、いわゆるリゾートウェディングが、首都圏から出やすいところでできる感覚からか、6月はときどき、ウェディングのお客さまに、お菓子をお作りする機会をいただきました。

お引き菓子に、プチギフト。
マカロンは要冷蔵のスイーツなので、あきらめられたお客さま、それでもお使いになりたいと、コルリの軽井沢マカロンをご指名くださったお客さま。


抹茶とココアを両方あわせたマカロンは、なんとなくグレーな色になりました。
どんなサンドに仕上げましょうか・・・


 

2024年5月17日金曜日

おちゃづけ


きょう5月17日は、お茶漬けの日、なのだそうです。なぜと調べれば、お茶で知られる永谷園の長谷さんの、ご命日なのだそうです。

若葉の季節、新茶を筆頭に、グリーンの素材7つを使ってできたマカロンたちを、まとめました。

華やぎは感じられないけれど、さわやかで、すずやか感じになります。




マカロンは、凍らせてアイスのようにお召し上がりいただくのも、おすすめです。

きのう5月16日は、旅の日という記念日です。
夏日、真夏日もざらになった五月に、マカロンは、おすすめしたいけれど、お持ち歩きにはリスキーかもしれません。